孫育てから腰痛、腱鞘炎になっていませんか?『古武術だっこ』で楽になるか、実験してみました。

ばあば情報

 『古武術だっこ』で腰痛知らず!

三世代を笑顔にする『まごラボ』てらっちです!

長時間子どもを抱っこしていると、肩が凝ったり、腰を痛めたりします。

子どもの体はどんどん大きくなるのに、でも当分「抱っこ!」はつづきます^^;

孫育ての悩みは尽きません。

そこで!
腰痛や腱鞘炎にならないための、だっこの本があるというので、早速読んで試してみました!

それがこちら。 『古武術だっこで育児がぐんとラクになる』岡田慎一郎著

『古武術だっこ』って?

『古武術だっこ』って面白そうだと思いませんか?

育児は、小さな子どもたちが相手ですから、重たい子どもを抱えたまま体をかがめたり、体を起こしたりと力を使った不自然な体勢がどうしても多くなるんですよね。ベビーベッドから抱き起す不安定な姿勢や、ずっと抱っこしてあやすことが続き、腰痛や、腕の腱鞘炎になるんですよね。

この本では、そんな子育て、孫育てに関わる人が腰痛にならないための、古武術を使っただっこの方法や、子どもを抱えたままの歩き方などを学ぶことができます。

え、これだけ?と思うほど、ほんのちょっとした体の使い方を直すだけ。でも試してみた感想としては、これは確かに腰痛や、腕のしんどさが違ってくるかもしれないぞ、と思ったのです。

著者の岡田さんは介護の専門家


著者は古武術を使って介護の指導をしていらっしゃる、理学療法士・介護福祉士の岡田慎一郎先生。

そう、介護の方が書かれた本なんです!

『古武術だっこ』は、『古武術介護』として介護をする人たちのために編み出されたものを『育児』で応用したものです。

もともと『古武術介護』は、介護をしている人たちの腰痛をなんとかできないかと試行錯誤したすえに生まれたもの。

岡田さんが目にした古武術家、甲野善紀師範の「筋力に頼らない、体に負担をかけない」動き、これを介護に応用しようと独自に研究や実践を重ね、生まれたのが「古武術介護」です。

古武術介護→古武術だっこへ!

その『古武術介護』をひっさげ、日本全国を飛び回り、体を痛めない介護について講習や講演会を行なっていらっしゃる岡田先生でしたが……。

とある友人の講演会で今回の本の編集さんと出会ったそう。編集の彼女から、子育てで腰痛や腱鞘炎に悩まされているときき、困っている人をほっておけない岡田さんが『古武術だっこ術』をあれこれ指南。

数日後、「よくなりました!」と編集の彼女が連絡をくれました。それから話すうち、これを本にしましょうと話が発展したんだそうです。偶然の出会いで生まれた本でした。

実践!古武術のだっこを試してみた

というわけで、まずは古武術のだっこを試してみました!

とはいえ、ワタクシ、本で書いてあることを一度読んでも、イマイチすぐに飲み込めず。

頭の中がハテナだらけでした。

手の甲を内側に向けるとか外側に向けるとか、そんなことでだっこが楽になるのでしょうか?


やっぱり体を使ってみないことにはわかりません。

子育て孫育てのことを書いているのに、小さい子が近くにいないため、とりあえずお米5キロで実験です。

まずは、『古武術だっこ』。

試してみたら至極カンタンでした。


子どもをだっこしたら、片方の手のひらを一度、外側にくるっと向け、肩甲骨が開いたのを感じたら手のひらを元の位置に戻します。反対側の手も同じようにします。


だっこはそれだけ。

読んだだけでは、こんなことでだっこが違うの?というのが正直な印象。
でも実際にやってみると、ああ、わかります。手のひらを外に向けると、肩甲骨が開く感じがするんです!

両方の肩甲骨を開き、その状態を保つ感じでだっこするんです。

すると、腕だけでだっこするのではなく、子どもの重さが肩甲骨を通り、背中も使って重さを感じる状態になります。

立ち姿勢

子どもを抱えた状態の立ち姿勢もちょっと違います。

つま先は少し外に向け、膝を少し緩め、背中を反らせないで、立つ。

背中を反らせると、曲がった腰に負担が集中してしまうんですって。だから子どもを抱えたまま、背中を壁につけてみて、背中がくっつくくらいの姿勢が正解。(疲れたら、その壁にくっついた状態も楽なんですって)

でも、膝をちょっと曲げているので立っている自分の感覚では、なーんか変な感じです。

歩き方は、そろりそろりで!

歩き方は先ほどの立ち姿勢の延長線上になります。

立ち姿勢で立って、腰をねじらず、足の裏全体をふんわりと地面につけること。モデルのような腰をひねって歩く歩き方は腰一点に負担が集中し、疲れやすい歩き方。

書かれているように、なるべく上下に体が揺れないよう、私が試して歩いてみたら、こんなイメージになりました。

これです。

今流行りの、

『そろりそろり!』

本には「和」の歩き方とある通り、和泉元彌さんばりの、狂言歩き、あれに近いんじゃないかなー。

キツネの手

他にも興味深い子どものだきあげ方、立ち方などがあるのですが、一番おもしろかったのがこれでした。

キツネの手!

まず手でキツネを作ります。親指は外します。つまり、中指と薬指だけ曲げた状態。どちらかというと、マコトちゃんのグワシに近いかも(古いな。それに、グワシは中指と小指を曲げるので正確には違いますww)

そのキツネの手で片手に子どもを抱きかかえると、片手だっこでも楽なんだそう。

その時反対の手もキツネにするのがミソ。その中指と薬指にバッグをかけたり、その手のままベビーカーを押すと、楽なんですって!ちょっと不思議です。

試してみたら、バッグが確かに軽く感じました。長時間やってみていないのでなんともいえませんが、これが毎日のこととなると、体にかかる負担が違ってくるのかもしれません。

その他

その他、楽になるベビーカーの押し方、腰痛知らずのおんぶ術、椅子からの立ち上がり方などなど、育児に関連した古武術を使った動きが多数紹介されています。

椅子からの立ち上がり方は、やってみると、確かに膝にかかる負担が違うと感じたので、これは普段から意識してもいいのではないかと思いました。これなら膝痛対策にもなりそうです。

やってみた感想、まとめ

『古武術育児』はどれも「え?」と思うやり方ではありましたが、特別大変なやり方というわけではありませんでした。手のひらを返したり、ちょっと膝を緩めたり、といった程度です。

むしろ、こんな小さなことで体への負担が違うのか?と疑問に思うほどです。

しかし、そんな小さな動きですが、手のひらを返したときに確かに感じたのは、肩甲骨の開き方でした。キツネの手も実は、指を曲げることで肩甲骨が開き、背中に適度な張りを産むためのものなんです。

『古武術育児』は、ちょっとした手や身体の使い方を直すことで、一部にかかる負担を全体で受け止める形に変えてしまうことができる、古来の人の知恵でした。

孫育てで、身体に無理をしている方、多いですよね。

古武術を孫育てに活かせれば、きっとじいじばあばの孫育てによる腰痛や腱鞘炎の悩みも減るのかも!と少し希望が見えました。

とはいえ、なかなか読むだけではマスターできないので、ひとつひとつ、日常の子育てや孫育てのなかで実際に使い、体で覚えるしかありません。

古武術で身体に負担をかけずに、孫育てを楽しめるといいですね♪もし試してみたら、ぜひ感想を教えてくださいね。

それではまた!

参考書籍